【目を閉じれば…体を這う指も、唇も、吐息も、全部。】あの人はずっと、僕にとっての大君だった――。訳アリで男に抱かれる朔史郎だったが、思いは募って…。心優しい青年×旅館の跡取り息子、幼馴染み二人の再会純愛ストーリー。――就活に失敗し、大学卒業後に実家に戻ってきた大は、幼馴染み一家が経営する老舗旅館でアルバイトをすることに。そこで弟のように可愛がっていた朔史郎と再会する。朔史郎は父を早くに亡くし、兄の佳月は行方知れずになったままで、病弱な母を支えて当主として頑張っていた。そんな朔史郎にあれこれ教わりながら仕事に励む大だったけど、その日の晩、旅館の離れの小屋で朔史郎の意外な姿を目撃してしまい…!?